ズボラ文系男子のライフハック

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今敏の呪縛からの卒業

今週のお題「卒業」

 

今敏の呪縛からの卒業と仰々しい記事タイトルをつけてしまったけれども、なんてことはないんです。「夢みる機械」班が選んだ映画100本*1を全て鑑賞してやる!と意気込んでからもう数年。全然観てない。もはやリストの存在すら忘れていた。今年中に終わらせてやる、今敏の呪縛からの卒業してやると思って筆を取った次第です。

決意のついでに「夢みる機械」班が選んだ映画100本の中で最近観た且つ面白かった映画をご紹介しますね。   

 

 

「夢みる機械」班が選んだ映画100本の中で最近観た且つ面白かった映画

『ペーパームーン』(Paper Moon,1973,ピーター・ボグダノヴィッチ)

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ひょんなことから9歳の女の子と詐欺師のおっさんがセントルイスまで車で旅をしながら、詐欺師しちゃうロードムービー。親子ほどの年の離れた二人が、旅をしていくうちに信頼を深め、やがて本物の親子のようになっていきます。70年代の映画なのにモノクロ。ストーリーも音楽も映像もすばらしかった。

 

『カッコーの巣の上で』(One Flew Over the Cuckoo’s Nest,1975,ミロシュ・フォアマン)

 

カッコーの巣の上で (字幕版) 

特に理由はないのだが、なぜか敬遠していた作品。早く観ておけばよかった。

主人公のマクマーフィは刑務所での強制労働を逃れるためだけに詐病を装って精神病院に送られまる。精神病棟の抑圧された環境下で自発性を失った患者たちを観て、マクマーフィは驚嘆する。精神病棟内を自由奔放に自分らしく生きるマクマーフィに患者たちは惹かれていく。誰かや何かに管理統制される方が楽かもしれないけれど、主体的に自ら選択し生きることが、より自分らしく生きられるのだ、それがリカバリーなんだと考えさせられた。

 

 

『裏窓』(Rear Window,1954,アルフレッド・ヒッチコック)

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主人公でカメラマンのジェフは事故で足を骨折しちゃって車椅子生活で退屈していた。そんな退屈な生活の楽しみは望遠鏡で裏窓から見えるアパートの住人の人間観察だった。

カメラマンのジェフは事故で足を骨折し、車椅子生活を余儀なくされる。そんな彼にできる楽しみは、カメラの望遠レンズを使って裏窓から見る隣のアパートの住人達の人間模様の観察であった。そんな中ですんごい怪しい挙動のアパートの住人がいて、これは事件に違いない!とジェフが突っ走って捜査しちゃうんですけれど……っていうストーリー。結局のところ本当に殺人事件があったのかわからないまま終わります。色々な解釈ができて観ていて楽しかった。また見返したい。
現実世界で趣味人間観察っていう人ほぼほぼ無趣味ですよね。

 

まとめ

こうしてまたポツポツ映画の感想まとめて、記事をアップして2017年上半期には「夢みる機械」班が選んだ映画100本完走したい。それと今年は去年よりもっと映画館で映画を観るようにしたい。とりあえず夜は短し歩けよ乙女観に行きます。絶対。

*1:「夢みる機械」班が選ぶ映画100・前編 http://konstone.s-kon.net/modules/notebook/archives/551